common people

​〜普通の人々〜

「common people」について・・・

 

僕のイラストは良くも悪くも「普通」と言われることが多い。だからこそなのか、その「普通」ということをもっと突き詰めなきゃいけないと前々から考えていて、街ですれ違う人たちの全身似顔絵を描いて集めることをはじめてみた。

 

はじめてみると、僕が思ってた以上に人の容姿って違うんだなぁと感じた。顔、髪型、服装、仕草、持ち物・・・その細かな一つ一つでその人を構成してるんだなぁと描きながらしみじみ感じてしまう。当たり前だけど、この人たち全員にも僕と同じように24時間あって、人生の歴史があって、家族があってと考えていくと、その途方もなさに、頭がクラクラしてしまう。「普通」とひとくくりにすることの愚かさを感じてしまった。

100人くらい描けた時、一人15センチくらいに印刷して壁に貼ってみた。壁1/4くらい人が埋まると、やはりなんだか頭がクラクラする。でも何か手応えを感じた。これを100人、1000人、10000人と描くことができたならば、その全てを壁に貼って眺めた時、思いがけない何かが見えてくるんじゃないかと、途方もなさ、根気と、だるさと、楽しさでぐるぐるしている。

追記:どうでもいいことかもしれないけど、街を歩いている人たちを観察すると

​一人で歩いている人はほとんど無表情で、誰かと一緒に歩いている人たちは皆一様に笑顔だった・・・。そのことにも何かしらの意味を感じてしまう。