悪が正義を語る時…『サンダーボルツ』観てきた!
- ひらのんさ
- 5月12日
- 読了時間: 2分

はじめに
※少しネタバレチックなことがあります! 気になる方は飛ばしてください!
先日、マーベル映画『サンダーボルツ』を観てきました!悪者(ヴィラン)たちがチームを組んで悪と戦うっていうコンセプト、DC映画『スーサイド・スクワッド』を思い出す人も多いかもしれません(2は超面白かった!)。
今回の映画を観て感じたのは、僕が前々から思っていた「人間って基本的に、自分を悪者だと思って生きている人なんていないんじゃないか」ということでした。それぞれが自分なりの正義を持っていて、守りたいものがある。だからこそ、衝突して相手側から見れば悪者に映ることがある。でも、どこかに罪悪感を抱えているんじゃないかとも思うんです。
正義と悪の境界線
普段から思っているのは、人って基本的に「自分は正しい」と思って生きているけど、完全に悪者だと信じて生きているわけじゃないと。昔読んだ『銀河英雄伝説』で、私利私欲の政治家が実は巨額の寄付を無名でしていたというエピソードがあったんです。あれを思い出すと、人間って自分の中の善悪をバランス取って生きているんだなと感じました。
ちょっと話は脱線するのですが…最近読んだ本で「SNSで炎上するのは、倫理観を攻撃することで自分の正義感を主張しやすく、賛同が集まりやすいから」というようなことが、書かれていました。正論を振りかざすと気持ちいいっていうのは僕もわかります。でも、自分なりの正義を持つことには大きな矛盾があると思ってて、人は完璧に正しい存在じゃないんじゃないかなって感じます。(汚い言葉で攻撃するのって、結局、相手と同じ人を傷つけることをしてるんじゃないかと思うと、悲しくなります)
ヒーローもヴィランも同じ
話を映画に戻しますが、『サンダーボルツ』に出てくるキャラクターたちは、みんな過去に色々あった人たち。でも、その中でも「正しいことをしたい」って気持ちはヒーローもヴィランも一緒なんじゃないかなって思いました。ラスト前のあるシーンは、あの映画のあるシーンを思い起こし、思わず泣けてきました。スネに傷を持ってる全ての人に、ぜひ観てほしい作品です!
おわりに
この映画、「ブラックウィドウ」や「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」を観ておくとより楽しめますが、知らなくても大丈夫。スネに傷を持ちながらも立ち上がるキャラクターたちの姿には、共感できるものがありました。ヒーローでもヴィランでも、「正しいことをしたい」と思う気持ちは同じ――そんなテーマを感じさせる作品です。気になった方はぜひ!
Comments